『実験体』

見上げた星座と現実に

目が慣れた頃には

中途半端な独り言

繰り返し夜に染まる

忘れかけた夢を誤魔化した毎日

溺れかけ手を伸ばす　ゴミのようだ

息切れした意識の中で叫んでも

誰にも届かないや

不条理な世界で踊る僕らは実験体

手探りのままで呼吸の音を聞け

孤高の闇から続く目覚めのキスで

君だけが知ってる明日に日が昇る

惚けた嘘に欠伸をして

飲み込んだ空には

指先でなぞる旋律に

静かに問いかける

乾いた言葉で誤魔化してた毎日

根源の形を探す　部屋を飛び出した

背負った覚悟の重さだけが次へと

導いてくれるんだ

不条理な世界で踊る僕らは実験体

手探りのままで呼吸の音を聞け

孤高の闇から続く目覚めのキスで

君だけが知ってる明日に日が昇る

あの日には帰れない

今を乗りこなしてゆくよ

穴だらけの体で

信じた強さで試される

もう迷わないや

不条理な世界で踊る僕らは実験体

手探りのままで呼吸の音を聞け

孤高の闇から続く目覚めのキスで

君だけが知ってる明日に日が昇る

見上げた星座と現実に…

実験体